次の点についてお伝えします。
・この本の気になった点を3つご紹介
私自身、ビジネス書などを年間少なくとも100冊くらいは毎年読んでおります。
そのため、本棚には2000冊以上あります。
今回の小池さんの本は、いわゆる「スピリチュアル系」の本です。
最近はずいぶん読まなくなったのですが、たまに読んでみると参考になることもあります。
小池さん自身が、生きたいように生きていると感じることができました。
私は最近「毎日がつまらない……」と思っていたのですが、この本を読んで、気づかされたことがあります。
「つまらない人生を送っているのは自分だった」と。
つまり、当たり前ですが自分の選択だったということです。
受け身で生きているからつまらないのだと、今さながら気づきました。
人生が楽しい時って、主体的になっていますよね。
そんなことを気づかせてくれた本です。
この記事は、1,2分で読めますのでどうぞ。
一番最後に目次を載せております。
書評「 宇宙はYESしか言わない 小池浩」【今を楽しむ】
著者 小池浩
出版 サンマーク出版
2020年12月10日 初版印刷
プロセスが楽しみ
「苦労して、苦労して、やっとつかんだ成功」とか「30年修行し続けてやっとたどり着いた境地」とか、さまざまなテーマを抱え地球にやってきた魂は、望みどおり、願ってもすぐにかなわない状況からスタートします。苦悩し、迷いながら、ひとつずつ、行動するというプロセスを楽しんでいるといえます。
本来、目の前の現実はすべて、僕たちひとりひとりのために用意された、ドラマティックなシナリオです。
僕ら自身が「こんな体験をしたい!」と、選んできたわけですから、今、皆さんが直面している現実は、願ったとおりの最高の舞台というわけです。
出典 宇宙はYESしか言わない P.28
どんな映画でも、物語でも、最初から最強でボスを倒してめでたしめでたし、という話はありませんし、つまらないです。
映画にしても、ある程度の尺(長さ)があるから楽しめます。
その尺というのは何かといえば、物事をかなえるまでプロセスです。
まず、その主人公の生い立ちや状況の紹介、修行だったりします。
だんだんに盛り上がっていきます。
人生だって同じです。
うまくいかないことだらけで、自分の望む日々でないとするならば、前に向いて行動していくしかありません。
当たり前すぎる事ではありますが、口を開けて待っていても誰も何もしてくれません。
だって、自分の人生ですから。
口を開けて待っていたら誰かが何かを入れてくれるのは赤ちゃんの時だけです。
誰でも100%願った通りの人生
僕はいつもクルーの皆さんにお伝えしていますが、人は100%願ったとおりの人生を生きています。この「願う」というのは、心の底から信じている自分の人生の前提。つまり、人生の脚本のとおりに現実を創り出しているということです。これを、改めて意識して欲しいのです。
家族もまた、自分が望んだとおりの体験をさせてくれている存在です。望みどおりということは「相手を変えてくれ」というオーダーは通用しません。
問題は「相手が浮気をやめられないこと」ではありません。
それよりも、相手と本気で話し合うでもなく、相手が変わってくれることを切に願いながら、自分をつらい状況に置き続けている、つまり、「裏切られる状況を選び続け」て、自分を放置していることが問題なのです。
この状況を変える方法はあります。それは、「自分を大切に扱う人と人生を生きる」というオーダーであり、「私は、つらい場所に自分を放置しない」という決意であったりします。そうすると、自分の人生の舵(かじ)が、自分の手に戻ってきます。離婚をするかどうかは、自分の手に人生の舵を取り戻してから。
出典 宇宙はYESしか言わない P.157
このシーン、多いと思います。
家族問題に限らず全ての人間関係においてですね。
この話で大事なのが、まずは離婚しましょう、という話ではないということです。
ここの引用の最初の方にもありますが、「相手と本気で話し合うでもなく」とあります。
その環境を作っているのは自分なんです。
まずは、自分の望みを改めて考えることが大切です。
表面的に考えると、自分の望まない現実に見えて、よくよく考えてみるとそれが一番自分にとって望ましい環境だったりもします。
相手が振り向いてくれない、といってぼやくくらいなら、今はその自分の時間をめいっぱい楽しむ時なのかもしれません。
それだって、今を楽しむ大切な方法です。
その時間を使って何を積み上げることができるかということです。
好きなことが見つからないなら
好きなことを仕事にする人生ももちろんいいし、仕事は好きなこととは別で、得意なことをがっつりやって稼いで、好きなことや趣味にどっぷり使うという人生もいい。どちらでもアリなのです。
好きなことを仕事にしたいと思うなら、今やっている仕事を、まずは心から楽しむと決めること。「イヤだな」と思いながらやっているのと、「楽しい」と思いながらやるのとでは、そこに流れるエネルギーは真逆です。「楽しいなあ」「楽しいなあ」と言いながら働いていると、だんだん、その仕事の良さを見つけることができるようになります。そうすると、工夫が生まれ、実際に楽しくなります。仕事への誇りも生まれます。そうしているうちに、「好きが仕事になっている!」ということは多々起こります。
結局は「目の前のすべてを楽しみ尽くす」と決めたもの勝ちなのです。好きな仕事だから楽しむ、のではなく、目の前のものはすべて楽しむと決めて、面倒なことも、「楽しい」と決めるのです。
そもそも、魂はいつも楽しんでいます。あなたが面倒なことだって、魂は楽しんでいる。仕事だけではありません。家事も、日ごろのつきあいも、すべてを楽しみ尽くすのです。
出典 宇宙はYESしか言わない P.178
この本を読んで一番参考になった個所です。
最近、本当に仕事がつまらなくて、ヒマで、なおかつ収入も大してなくて……という状況でした。
仕事でも変えたら楽しくなるのかなとか、行く場所を変えたら楽しくなるかなとか、全部受け身の状況でした。
いや、ダメですよね。
まずは、「今を楽しもうよ!」ということでした。
すっかり忘れていました。
環境を変えたら気分が楽しくなるかなというのも、方法としてはあるかもしれませんが、それって主体的に見えて実は受け身です。
私は占いが好きで観てもらいにいったりするのですが、何を観てもらいかといえば困っていることがあるから、では本当はないんです。
「この先、いいことありますか」
それを聞きに行っていたわけです。
何をやっていたのかなと思います。本当に悩んでいることがあって、それを解決するために聞くというのはあると思いますが、ただ、「いいこと言ってくれないかな」って……。それに気づきました。
主体的に生きなければつまらないですよ。
そんなの誰だって知っているじゃないですか。
映画を見ることよりも、自分が映画の主人公になった方が絶対に楽しいんです。
そんなことを気づかせてくれる本でした。
読みやすく、1,2時間ですぐに読み終えることのできる本ですのでもしよろしければ、手に取っていただければと思います。
目次
プロローグ
序章 乗船案内――ようこそ、すべての願いがかなう宇宙船へ
第1章 お金の羅針盤
- 隠したものほど大きくなるという原理
- 問題と答えは必ずセットで現れる
- 問題は「隠す」ことでふくれあがる
- お金の問題は、「お金が問題ではない」!?
- 「浪費」と「先払い」はどう違うのか
第2章 パートナーシップの羅針盤
- 「愛してる」は言ったもん勝ち
- 「未知の幸せ」より「知ってる不幸せ」?
- ツインレイなんて存在しない!?
- スピ格差にご注意を
- 望みの裏側の「真の望み」がかなっていた
第3章 仕事の羅針盤
- 自分の人生を「経営」する
- 嫉妬は「自分にもできる」というサイン
- 他の誰の願いもかなえようとしなくていい
- 手放せない「もったいないおばけ」な僕ら
- 自分の価値を低く見積もらない
第4章 人間関係の羅針盤
- 人間関係のゴタゴタが示すもの
- すべてのものごとに意味などない
- この宇宙で、変えられるのは自分だけ
- 正しさを証明しようとすると苦しくなる
- 魔の救済ゲームから抜け出す
第5章 自己実現と自由の羅針盤
- 目の前のことを「楽しみ尽くす」と決める
- 思いついたときにはすでに準備万端
- 二兎追うものだけが二兎を得る
- 僕らは「成功体験」にあふれている
- 「それ」がない人生は本当に不幸なのか
- 変わってもいいし、変わらなくてもいい
- 良くも悪くも「ちりもつもれば山となる」
終章 8つの言霊を授けよう
エピローグ
あとがき