堀江貴文 書評

書評「遊ぶが勝ち! 堀江貴文」【遊びこそが人の価値を生む、その方法】

次の点についてお伝えします。

・この本の要点3つご紹介

私自身、ビジネス書などを年間少なくとも100冊くらいは毎年読んでおります。
そのため、本棚には2000冊以上あります。

堀江さんは何かと物議を醸す(かもす)ことでも有名です。
歯に衣着せぬものいいで、人気もあります。

毎月のように本を出されています。
内容は非常に読みやすく、1時間かそこらで、あっという間に読み終えることのできる本です。
ただ、AIやロボットにはできない、遊びこそが人の価値を生みます。そしてその方法が書かれています。

3分程度でこの記事も読めますので、もしよろしければ、目を通していただければと思います。

書評「遊ぶが勝ち!堀江貴文」【遊びこそが人の価値を生む、その方法】

遊ぶが勝ち!堀江貴文

著者 堀江貴文
出版 プレジデント社

時間は命

何度でもいうが、時間は命そのものだ。
そして、好奇心があるからこそ、その人生の時間を十全に生きることができるのだと思う。
自分が人よりも得意なことや、人よりもハマっていること。これに没頭することが、もっとも効率的な時間の使い方になると僕は考えている。

いつも「時間がない」と不満をいっている人は、おそらく自分の核となる価値がわかっていない。だからこそ、自分の苦手なことに手をだしてしまい、一生懸命やっている割には成果を出せず、時間ばかりが過ぎていくのだ。

出典 遊ぶが勝ち!

この自分の核となることを見つけることが難しいと感じている人は多いと思います。きっと、本当は単純なことで、堀江さんが上に書かれているように「得意なことや、ハマっていること」、つまりはあなたの好奇心はなんですかといわれています。

それに取り組まないで生きているような、人生を送っていいんですかと。時間は命、つまり、やりたくもないこと(もちろん、やりたいことだけで生きていけるとまでは言いませんが)にたくさんの時間を使っているということは、その物事に対して命を削っているんですよ、と。

パナソニックの創業者の松下幸之助さんも著書の中で、短所には目をつぶり、長所を見る、ということを言われていたと思います。
経営においても、その人の長所を見つけて仕事を任せていくことが大事だということです。

ものごとを「ゼロかイチか」で考えない(本文より)

つまり、自分が楽しさを感じないのなら、なにかを無理矢理捨てる必要なんかないし、いきなり会社をやめる必要もない。もちろん、僕はできるだけみんなが自由に生きやすくなる情報を発信しているが、万人に当てはまる方法だとはまったく思わない。取り入れられる部分は積極的に取り入れて、いまの人生を少しでもよい方向へと変えてもらえばいい。

出典 遊ぶが勝ち!

これは私にも思い当たることがあります。何か意見を言われると、0か100%かで考えてしまいます。
でも、ある部分を取り入れながら、ある部分はそのままでというその人にとってのベスト解というものがあります。

もちろん、いつか、その数値が100%に近づくのかもしれませんが、本当は、32も53も71%もあるわけです。

堀江さんが言ったことがよく、パッシングされるのは、その言ったことを切り出して極端にメディアが出すからという部分もありそうです。
その方が、人の目を引きますから。

この本の内容に限らず、すべての選択において、度合いがある、ということですね。
先の人の長所、短所についても同じで、この人はこういう短所があるから、使えない、こういう長所があるから、最高、というのは、まさに0か1かの思考です。
人に限らず、意見でも、事象にも、さまざまな要素で構成されているということです。

英語学習のコスパは高い

社会人の学びといえば英語が必ず挙げられるが、これについては、学びの方向性は間違っていないと思う。英語ができるようになると、インターネットを通して世界中の情報にアクセスできるし、より多くの人々とコミュニケーションをとることができ、未知の世界の潮流を知ることもできる。
(中略)
必要なのは、やはり「単語」だ。英語を話すには、文法は中学・高校レベルで十分。それよりも単語の暗記に集中しよう。最初は、自分が必要とする分野から覚えていけばいいだろう。

出典 遊ぶが勝ち!

海外旅行に出てもわかりますが、英語が標準語です。欧州は言うに及ばず、東南アジアの国々を回ってもみんな英語が話せます。空港やホテルの人たちは当然にしても、タクシーや売店の店員さんたちでさえ、英語です。国ごとに少しなまりというか、特徴がありますが。

良質な情報が必要だといわれていながら、英語が使えないとするならばそれは大きな損失といえます。インターネットの普及によって、誰もが海外の情報を取り入れられるようになっています。

いまさらながらのことかもしれませんが、英語をツールとして使えないことには、これから生き残れないのかもしれません。

「遊ぶが勝ち!」を読んで

堀江さんの本は読みやすく、情報収集と気分転換をかねて時々読みます。本棚を数えていませんが、部屋には10冊か20冊くらいはあるかと思います。読みやすいけど、大事なことを繰り返し発信していると思います。

今回、3つの要点の中には載せませんでしたが、次のこともあります。

テクノロジーが進化して「働かない人」が増えてくれば遊び産業が伸びる

出典 遊ぶが勝ち!

まさに、AIやロボットにはできないことが「遊び」です。
だから、少しずつでも自分の「遊び」をやっていきなさい、と伝えてくれています。

人によっては「遊び」は「不真面目だ」というような視点を持っている人もいると思います。

そうじゃない、「遊び」こそが人にしかできない価値を生み出す行動だということです。
自分にとっての「遊び」ってなんですか、ということを問われています。
「遊ぶが勝ち!」の「勝ち」は「価値」とかけているのかもしれません(笑)。

目次

第1章 「時間」という命 全15語録

第2章 限りなく自由に生きよ 全17語録

第3章 情報がすべて 全16語録

第4章 堀江琉・ビジネスの常識 全13語録

第5章 いまこの瞬間を遊び尽くせ 全14語録

堀江貴文 遊ぶが勝ち!~他人の時間を生きるな、熱狂して”いま”を生きろ

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