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仕事「仕事のできる人は失敗し続ける、そして時に逃げろ」

私は起業する前、IT分野で3年のシステムエンジニア、メーカーで組み込み系エンジニア8年働いてきました。

組織の仕事では、仕事ができる人もいれば、そうでない人もいます。
仕事ができる人たちを見ているとあるルールがあります。

それは、仕事のできる人は失敗し続けています。
そして、時に逃げろと書きました。
それがどういうことなのかについてお話していきます。

私はとても不器用です。
人より理解が遅く、覚えるのも苦手です。
基本的に人より能力が低いと思っています。
だから持てる時間を使って数千冊の本を読み、人や社会を観察して答えを見つけようとしています。

それでもメーカーでは認めていただき、開発だけでなくリクルーターから、技術営業として国内、海外に出張し、自分の思うように面白いように働くことができました。
そして今では起業して10年ビジネスを続けてきています。

そこで実践してきたこと、気づいたことについてお伝えします。

仕事「仕事のできる人は失敗し続ける、そして時に逃げろ」

仕事で失敗

仕事上のミスというのは、誰しも多かれ少なかれあります。

まず、最初にしなければならないことは、わかった時点で、上司や関連する人に報告をすることです。
ミスというのは、火事みたいなもので、放っておくことで、どんどん広がってしまうことがあります。
早めの対処が必要です。

そして、その対処が片付いたのならば、なぜ、自分はそのミスをしてしまったのか、どうしていれば、そのミスを防げたのかを徹底的に考えます。

ミスが起きる判断の分岐点というか、そういう地点があるはずです。そのときの心情になりきって、次にそれを起こさないためには、どういう仕組みなり、心持などがあればよかったのかを考えます。

必ず、対処方法はあります。それを見つけないで、「次は大丈夫だろう」という風に済ますと、また、ミスをします。

何度も同じミスをするのは、対処をしていないからです。

仕事のできる人は、失敗し続けると書きましたが、それは同じ失敗を繰り返すという意味ではありません。
方法を変えたり、いろいろ試しているからこそ、新たな失敗をし続けるのです。
それによって、多くの対策や経験を得ることができます。

ユニクロの柳生さんが以前、「一勝九敗」という本を出されていましたが、まさにそういうことです。
少し前の本になりますが、ユニクロでは新たな取り組みを色々と試しているけども本当にうまくいくのなんて一割もないということです。

同じ失敗を繰り返すならば

ミス

普段の仕事で学生の勉強を見ていて気づくことがあります。

小学生でも中学生でも良いのですが、算数、数学が苦手な子は、間違えたときに、全部消して、もう一度やり直したりします。

それで答えがあったら良い、という風にして次に進みます。
これは絶対にやってはいけないことです。

その理由は、何が間違えたかわからないまま次に進んでいるからです。
なぜ、自分がどこでどういう間違えをしたのかを、はっきりさせることが大切です。
そうしないと、また同じ間違いをします。

足し算の繰り上がりを間違えたのか、+や-の符号を間違えたのかを認識しなければなりません。
子供の場合は、すぐにそこで「ケアレスミスだからいい」などと言いますが、ミスには癖があります。

おまけの話ですが、「ケアレスミス」が一番の致命的なミスです。
なぜなら、本来取れたはずの問題だからです。
できない問題ならできなくて仕方ないですから。

話を戻しますが、大人の仕事のミスも同じで、同じミスをしたらそれは子供とは違いアウトなのです。
まさに仕事のできない人のやることです。

一回目のミスは仕方がないです。二回目は絶対に起こさないためには、どういう手段をとればよいのか、その対策を見つけるのです。

もし、二度、三度、同じミスをしてしまうのであれば、それは、自分がそのミスから目をそらしているときです。二度三度ミスをするのは能力が低いとか、そういうことではないのです。

見たくないから、見ないようにしているから、時間が経つと同じミスをするのです。

新入社員として入社した一社目では私はそのループに陥っていました。
ミスをミスとして振り返らず対策をとらなかったのです。
そのために、何度も同じ間違いをして叱られるという具合でした。

自分の仕事のミスなど、他人にも知られたくはないでしょう。
でも、人に知られないようにするとか、自分を守ろうとするのではなく、それが誰に迷惑がかかるのか、それを考えて仕事をするべきです。

その失敗によって、自分がクビになるとするのならば、それもまた一つの道です。
しがみつこうとすると、振り落とされます。
自分が最善を尽くしてミスをしたのならば、それは、自分にとって、糧になるはずです。

逃げろ

逃げろ

少し前にヒットした本で「死ぬこと以外かすり傷」というものがあります。
もともと楽観的な人ならばむしろ、ミスを気にした方が良いのですが、神経質で臆病でという(私がそうです)場合は、吹っ切れた方が良いです。

そうしないと、
「こうなったらどうしよう」
「ああなったらどうしよう」
「嫌だな嫌だな」
「怖い怖い」
となってしまい、何も手につかなくなり、ミスがミスを呼ぶという悪循環に入っていきます。

そうなってしまったら、仕事は恐怖で苦痛でストレス以外なにものでもなくなります。
人によってはそれで病気になってしまう人もいるでしょう。

どうしてそのようになってしまうかといえば、「決して逃げられない」と考えるからです。

本当に恐怖でストレスなら逃げたらいいんです。
すみませんけど。

命をかけろとか、死ぬ気でやれとか、それはそれでやれる人はやればいいです。

でも、本人がどう感じているかなんて、自分にしかわからないわけです。
特に強い人は弱い人の気持ちがわかりません。

だから、相談しても「大したことないよ」みたいに見られます。

本当に逃げられないことなんて、ないと思います。

自分が悪いんだ、逃げたらいけない、人に迷惑をかけてしまう、と一生懸命になってしまう人ほどそういうループに陥ってしまうんです。

でも、それで自分が傷ついて、ストレスをためていいんですか。
それに立ち向かえる人は立ち向かえばいいです。
立ち向かえない人だっているんです。

やられっぱなしじゃないですか。
だったら、耐えて耐えて立っている必要、本当にあるんですか。

逃げたらいいじゃないですか。
だって、自分の人生ですよ。

自分が悪いんだ、自分が間違っているんだ、だから自分を罰しようって、誰のためになるんですか。
「逃げる」という選択肢もあるということを忘れないでください。

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