次の点についてお伝えします。
・この本の気になった点を3つご紹介
私自身、ビジネス書などを年間少なくとも100冊くらいは毎年読んでおります。
そのため、本棚には2000冊以上あります。
川原さんは、片付けメソッドのコンマリさんの旦那さん兼プロデューサーです。
コンマリさんは、海外やNetfrixなどでも有名になっています。
「片付け」という一見、昔からありそうなテーマで評価されるというのは、相当なプロデューサーがいないとできないだろうと思っていたので、いったい川原さんとはどんな人なのか興味を持ち読んでみました。
この記事は1,2分で読めますので、もしよろしければ目を通していただければと思います。
書評「Be Yourself 自分らしく輝いて人生を変える教科書 川原卓巳」【咲く場所を変えろ!】
著者 川原卓巳
出版 ダイヤモンド社
自分の良さを活かす
僕もまた、人とのコミュニケーションが苦にならないという特性を活かして、会社のマネジメントやSNSでの発信を楽しんでいるし、その人が持つ本来の魅力を引き出すのが好きだからプロデュースを生業にできている。
話すことが好きだから、対談や講演、音声メディアでの発信もノンストレスで続けていられるわけです。
「いろいろやっていてすごいね!」と言われるけれど、何ということはない。単に自分にとっては、「苦労なくできること」という感覚です。(中略)「うーん、情報収集、ムリ。分析、もっとムリ!」と思ったとしたら、それが得意な人に相談してもいいんです。苦手なことは頑張らない。とにかくこれを徹底する。自分の強みで生きていく方法を考え抜きましょう。
自分を変えようと努力するんじゃなくて、自分の良さを活かす方法を見つけること。むしろ自分らしさを伸ばす努力をすべきなのです。
出典 Be Yourself P.88
いろいろな生き方があると思います。
私も、基本何か新しいことをやろうとすると、親や周りの人などからは反対されることが多いです。
でも、親のために生きているわけではないですし、誰しもこれから自分のために自分で生きていくわけです。
「我慢ができないのは、わがままだ、自分勝手だ」
いろいろ言われます。
でも、自分を活かすにはどうすれば、良いのか、自分の居場所はどこなのかそれは自分にしか感じることができないことです。
ならば、変えていかないといけないわけです。
人生は、そんなに長くありません。
悔いのない人生を送るのならば、自分を活かす最高の方法を常にとりつづけるべきです。
動いて、動いて!
どんなにおもしろくて魅力的でも、動かずにじっと待っているだけでは、誰からも見いだせることはありません。
だから、動いて、動いて!
動いてみて、「ちっとも見いだされないな」と思ったら、また別の場所へ行ってみればいい。
あなたの本来の魅力を分かってくれる人にはいつか必ず出会えるから。
出典 Be Yourself P.185
川原さんは、ネット上で、誰でもいつでも発信ができるからこれはカンタンにできることです、と言われていますが、まさにその通りです。
今までは、テレビのような古い媒体に取り上げてもらわないと、なかなか人に知られることがありませんでした。
ところが、今はインターネットという手段があるわけですから、自分の強みなり、想いなりを発信していけば良いのです。
ブログが流行ったり、消えたりとしている世の中ではありますが、恐らく、誰もが自分のサイトを持つのが普通の世の中になるように思います。
名刺代わりですね。
わざわざ紙の名刺を出さなくても、スマホで情報を交換しあうことで、それぞれの自己紹介サイトに飛ぶようになるというようなことが当たり前に行われると思います。(そういうアプリもあるでしょうけど、今はまだ、LINEなどのように主導をとっている会社はなさそうですが)
紙で手渡しするという形はスタイルとして残りそうですので、名刺の裏側にはQRコードがあって、そこを見ればその人のサイトに飛ぶなんてことは今でもできることですし、やっている人もいると思います。
なんにしても、作品を作る人であれば写真をアップすれば良いですし、旅行が好きな人ならば旅行をアップすればいい。
どんな情報だとしても、誰かに役立つ形で出していけば、必要とする誰かの目にとまるかもしれません。
あなたは素晴らしい
あなたは、あなたの中にある本来の魅力や価値を信じて、「そのままでいい」「素晴らしい」と承認のシャワーを浴びせてくれる人と出会えているでしょうか。もし出会えているなら、絶対に大切にしましょう。
そんな人、滅多に会えないんじゃないの?と不安になるかもしれないけれど、今いないなら、自分から会いにいくための一歩を踏み出してください。
興味がある場所を訪れてみたり、おもしろそうな人の集まりに顔を出してみたり。
やみくもに新しい出会いを求めて異業種交流会に参加するのではなく、あなたが「知りたい」「身につけたい」と思うテーマが学べる勉強会やイベントに参加すること。
すると、同じような価値観や目標を持つ仲間に出会える確率が高い。
あなたが心からワクワクする方向に行動して、そこで出会う人たちとの縁を大切にするんです。
出典 Be Yourself P.73
まぁ、残念ながら、「あなたは素晴らしい」と言ってくれるような人は普通、なかなかいないと思います。
私もです。
ただ、自分から出会いを求めていくというのはとても大切なことだと思います。
その結果、そういう自分が活躍できる場所を見つければ、「あなたは素晴らしい」と言ってくれる人に出会えるかもしれません。
でも、それまで言ってくれる人がいなくても、常に一人だけ自分のそばに人がいます。
それは、自分自身です。
誰も言ってくれなくても、自分のことを「自分は素晴らしい」とせめて言うことはできるはずです。
自分が自分のことを認めなくて、いったい誰が認めてくれるというのでしょうか。
「頑張れ、素晴らしい自分」
でいいじゃないですか。
まずは、それを信じて、新しいステージに進む。
それが大切です。
今はロサンゼルスに住んでいる川原さんですが、本当に引っ越すかどうかは迷ったそうです。
英語にも自信がないし・・と。
そういった、裏話も載っていたりします。
あくまで等身大の川原さんがどのように考えてここまでやってきたのかなども参考になります。
自分が自分らしく生きるにはどうしたら良いのかがわかります。
もしよろしければ、本にも目を通していただければと思います。
目次
Be Yourself
はじめに
プロローグ たった5つのプロデュースメソッド
第1章 自分を知る
- まずは片付けから始めよう
- あなたの魅力は「外」ではなく「内」にある
- 過去を手放しても「ゼロ」にはならない
- 「やりたくない」を書き出そう
- 無理なく続けていることが「好き」のサイン
- あなたの「好き」が稼げるかは考えなくていい
- 心のモヤモヤは全部、吐き出す
- 「らしさの期待」をはねのける
- 時には堕落しきってみよう
- 「あなたは素晴らしい」と言ってくれる人を大切にする
- ネガティブから生まれるらしさが最強
- 「自分を知る」チェックシート
第2章 自分を活かす
- 時代の文脈を読む
- 自分を知れば活かし方が見えてくる
- まずは誰か一人の役に立とう
- 一つずつ丁寧に。途中で失敗してもいい
- 脱マウンティングのススメ
- 自分らしくいれば自然に輝きだす
- MUSTの円を小さくする
- 「今、有名か」は関係ない
- 「自分を活かす」チェックシート
第3章 自分を発信する
- 最初は良き「受信者」になろう
- お金を払って受け取ろう
- 最前列でかぶりつけ
- 自己表現を始めよう
- 得意な表現方法を選ぼう
- 最初はリツイートだけでいい
- つながるチャンスを逃さない
- 「意識高すぎ」の反応は”動け”のサイン
- 流れが来たらそのまま乗る
- 直感を信じて動く
- 「自分を発信する」チェックシート
第4章 環境を変える
- 環境を変える5つのサイクル
- 最低ラインを知れば不安は消える
- あえて違和感のある場所へ自分を連れていく
- てっぺんを目指さなくたっていい
- 「当たり前」の基準を変える
- 「素っ裸」で会いに行こう
- 目の前のチャンスを逃さない
- 手を挙げるだけで抜きん出る
- 互いの弱点を補い合える仲間をつくる
- 得意なことのバリエーションが豊かなチームに
- 全員が「自分ごと」になるチームが最強
- 上手に「助けて!」と言ってみる
- GIVEのしすぎに注意しよう
- 分かってくれる人に出会うまで歩き続けよう
- 何歳からでも自分に戻れる
- 「環境を変える」チェックシート
第5章 自分を磨き続ける
- 毎日のルーティンは自分主体で生きる練習
- シルクのパジャマで自分を大切に
- 早起きで地球を独り占め
- 1日にできる大事な仕事は5つまで
- 大事な仕事は「朝飯前」に終わらせる
- 夫婦のミーティングは散歩をしながら
- 毎朝自分のベッドを整えよう
- 勤め人でも「ちょい昼寝」のススメ
- 午後イチはご褒美タイムから始めよう
- 身近な人を「さん」付けで呼ぶ
- 軸をまっすぐにしてから寝る
- 腹八分目でいこう
- 本来のあなたに戻してくれる人を大事にする
- 「自分を磨き続ける」チェックシート
おわりに
チェックシート記入見本