ノルウェーの刑務所についての記事を読みました。
ノルウェーでは、原則、凶悪犯であっても釈放されるそうです。
死刑も終身刑もないとありました。
2011年に起きた、77人を殺害した犯人も21年で釈放されるようです。
日本では考えられないことですが、この記事の中の浜井先生の見出しも、
「懲らしめるだけで反省する人はいない」とあります。
その記事の中にも、日本の刑務所のように「強制」させているだけで「自発性」のないものは、強制力がなくなれば終わりになってしまいます。
「犯罪は、人がきちんと社会生活を送っている間は起きない。」(同記事より引用)
とありますが、日本にも必要なことです。
ただ、普段、子供を持つ親と接していると、いかに「罰することが大切か」と思っている人が多いと感じます。
日本は、今の中学校などの教育を見てもわかりますが「厳罰主義」です。
いわゆる、「罰をあたえたり、(教師などの)脅しによる恐怖」で人を支配するという方法です。
かつては、ノルウェーも、再犯率は60~70%あったそうですが、今では10~20%に下がったとあります。(日本は57%)
日本のような厳罰主義ではなく、「隣人」を育てる、という風にシフトしたからです。
ここの刑務所であっても、「外」となるべく同じように生活できるようにし、コミュニケーションスキルを磨くということにフォーカスしたそうです。
厳罰が大好きな教師や親の比率が高い日本は、まだまだこの域には到達できないかもしれません。